川野誠一は、その名のごとく誠実な人物です。
彼と出会い、その演劇に対してひた向きな誠実さに惹かれ、劇団大樹とおつき合いさせて頂いています。
今回色々話し合い、彼の提案で「ポプコーンの降る街」この作品を選びました。
み群さん、上演許可ありがとうございます。すてきな作品を大切に演出させて頂きます。
暗い殺伐としたニュースが流れる今の時代、物が便利になり過ぎ、その進化に心が追いついて行かない今、
人々がなくした何かを取り戻してくれる様な心温まる芝居にして行きたいと思います。
み群さんの戯曲集「微熱の箱」のラストに、こんな詩が載っています。
「いつもより少し熱のある日、
いつもより少し胸の鼓動が早い。
少しけだるく、少しものうく、
そんな時、
私は忘れている何かを思い出す。
胸の奥にしまいこんだままの箱
箱の中には、あの日の物語がねむっている。」
12月の公演をお楽しみに!!
川野はきっと誠実に素敵にこの作品を演じてくれるでしょう。(ちょっとプレッシャーかけ過ぎ?)
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