Yokoi Kohen
横井紅炎 (よこいこうえん) 花美術/草月流華道家


劇団20周年おめでとうございます!その節目に、また関わらせて頂くことに感謝いたします。私にとってもとても大切に思う季節が来ました。毎回妄想を現実にさせて下さる舞台、私にとってはなくてはならない舞台と思っております。そして今年は? 変わらない、代わらない、何かが出来たら良いなーと思っております。日本人として変わらない何か? 心の中の懐かしいものの象徴を表現できたらーと思っております。


能楽宝生流17世宗家宝生九郎重英を祖父に、舞台演出家・横井茂を父に持ち、祖母、母は草月流華道家という環境で育つ。武蔵野美術大学空間デザイン科卒。現在、華道家として、能舞台、現代劇舞台、公共空間、デモンストレーションなど活動の輪を広げる。07年世界のフラワーアーティスト27人(草土出版選)に選ばれ、同年8月「能舞台立花供養」をつとめる。08年より、花ライブを各所で開催。10年10月公開映画 男女逆転「大奥」にて花装飾を担当。劇団大樹では「ひめごと」「森蔭アパートメント」「マダムグラッセの家」「カスタネットの月」の美術家として、舞台空間をコーディネートする。

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tajima yuuko
田島優子 (たじまゆうこ) 音楽/ヴァイオリン


劇団大樹さんから、今回の公演出演に声を掛けて頂きましたこと、とても嬉しく思っております。“音楽”とは、とても幅の広いものです。作曲者の意図、思い、そして作品の風景を存分に楽しむことも出来れば、BGMのように裏方に回ることも出来ます。また今回の様に、脚本に合わせて選曲し、色付けをすることも出来るのです。音楽は動きがなく、表現するものは【心】と【想い】と【音】…。

そんな音楽と、動きのある演劇とのコラボレーションは、以前から興味を持っておりました。また川野さんからの紹介で出会うことが出来た、み群杏子さんの作品をご一緒させて頂けますことが今から楽しみです。初めて今回の公演についてお話を伺った時の、川野さんの輝いたお顔がとても印象的で、分野は違えど、作品に掛ける思いに共通するものを感じました。出演者とお客様、そしてそこに流れる空気や時間軸で作られる作品。是非お運び下さい。


5歳よりヴァイオリンを始める。桐朋女子高等学校音楽科、および同大学を経て同大学研究科を修了。2000年サイトウキネン【若い音楽家たちのための室内楽勉強会】参加。同夏、小澤征爾バースデーチャリティーコンサートにオーケストラメンバーとして出演。小澤征爾オペラプロジェクト1,2,3に連続参加し、小澤氏の下でオペラを学ぶ。2002年【静岡の名手たち】オーディションに合格し、翌年、第8回【静岡の名手たち】受賞者コンサートに出演。2005年のデビューリサイタルを皮切りに、地元富士と東京で定期的にコンサートを企画している。これまでに恵藤久美子、松原勝也、鷲見健彰、原田幸一郎、荒井英治、小森谷巧の各氏に師事。また室内楽を白土文雄、河村典子各氏に師事。2005年に Music Project Office “CUORE”を立ち上げ、コンサートプロデューサーを勤める傍ら、自らコンサートに出演するなど多岐に渡って活動している。