Kawano Seiichi
 
  (かわのせいいち)  
  あの 「ポプコーンの降る街」 から10年、み群杏子さんが初めて劇団大樹に新作を書き下ろして下さいました。しかも僕をイメージしての 「灯屋・うまの骨」。大好きな作家さんが、当て書きして下さるなんて、俳優としてこんな幸せなことはありません。今回も素敵なキャスト・スタッフが集まって下さいました。これまでのご縁と新しいご縁に感謝しつつ、劇団活動の20年の集大成にするつもりです。
 

Nishio Saori
 
  (にしおさおり)  
  しばらく舞台を離れて活動していた為、今回お話をいただいた時、正直お受けしようか悩みました。しかし、脚本を拝見して 「是非参加したい」 と思い、今回一緒にお芝居をさせていただくことになりました。世の中には多くの母と子がいて、その数だけ物語があって。いろいろな親子の姿をニュースで見たりするけれど…いつから親は“親”になるのかなぁ〜、なーんて考えたりして。ちょっと懐かしい、人の温もりを感じる世界、親子の姿。精一杯演じさせていただきます。


Sakurazawa Lin
 
  (さくらざわりん)  
  ほぼ面識のないままのオファーに驚いた10周年記念公演 『ポプコーンの降る街』。15周年、劇団休止前のスペシャルステージ 『ポプコーンの降る街へのオマージュ』。昨年、劇団休止明けのプレ小公演 『カスタネットの月』。…そして、今回20周年。大樹には5年ごとに転機があるそうですが、あれ? 私、ここずっとその節目にお声をかけていただいていますね。時空を超えてめぐり合う恋人、姉御肌の舞台美術家、雄ネコの不動産屋… さて、次はどんな私を求めていただけるのでしょうか。
 

Katsumata ayako
 
  (かつまたあやこ)  
   今回、大樹さんの公演に参加させて頂ける事をとても有難く、嬉しく思っています。 『灯屋 うまの骨』 の御話を初めて拝読した時、大好きなジブリ作品の1つ、『耳をすませば』 が思い浮かびました。穏やかに流れている日常の中にも、踏み込んで行けば存在しているドラマがあるのですよね。心の揺れがふとした瞬間に浮き彫りになる、その瞬間がとても素敵だなと感じます。共演者の皆様とどんな世界を創れるか、観にいらして下さる皆様にどんな世界を届けられるか、とても楽しみです。
 

Kobayashi Miho
 
  (こばやしみほ)  
   前回 『カスタネットの月』 の公演のお手伝いに誘っていただいて、み群さんの作品に触れました。今回は一役者として、このきらきらした世界に参加させていただきます! とても光栄に思ってます。それにしてもお誘いいただいた時 『小林さんは昭和っぽい感じがする』 って… 褒め言葉ですよね?
 

Iida Miku
 
  (いいだみく)  
   私のところにはたまに、アクセサリーが運び込まれます。「金具が壊れてしまって…」「紐が切れちゃって…」 など、大半は修理の依頼なのですが、時には 「このパーツは気に入ってるんだけど、デザインが古くて…」 という様な、リメイクの依頼が来ることがあります。物語に出て来る透馬の言葉を借りると「リサイクル」ですね(^^) リサイクルの依頼が来た時には、その人の好み合わせるのはもちろんですが、少しだけ、私らしさを忍ばせます。それが気に入ってもらえる時、作り直しをお願いされる時、いろいろあるけれど、試行錯誤ののち、長く愛してもらえる様になるのはすごく嬉しいことで。そんなリサイクルの工程は、芝居を作る作業とすごく似ていると思っていて。川野さんが私のために用意してくださった 「わらしちゃん」 をどう私色に染められるか、今から楽しみです!
 

Era Seiya
 
  (えらせいや)  
  み群杏子さんの作品を初めて出会ったのは20歳のころ 「微熱の箱」 を読みました。その頃に読んでファンシーで不思議な世界だなぁと思っていました。そして時が経ち、劇団大樹の「カスタネットの月」、「微熱の箱」 を見てそのふわぁとした世界に頬が緩んでしまいました。今回は、み群さんが描くこの素敵な世界観と皆さんとの橋渡しが出来ればと思っております!
 

Tawara Hajime
 
  (たわらはじめ)  
   「宮本武蔵」 が巌流島の決闘後、行き先わからずどこへやら… このような事を題材にしたコメディ 「関の仇討ち」 に関わっております。児島秀樹氏の作品で、NHK 「洞窟おじさん」 の作者でもあります。常々喜劇は難しいと感じておりますが、本が良く出来ており救われる部分が多々あります。「み群」 さんとはまた違った作風で、役者としては、今後共この両面を大切にして行きたいと思っております。