子供の頃、電車は今よりももっとカラフルなきみどり色やそら色やかぼちゃ色をしていて、
お姉さんのマニキュアはもっと真っ赤っ赤で、アイドルのスカートはもっとずっとピンクで、
駄菓子屋のお菓子はもっとひどく極彩色だった。

どこかノスタルジックなポップカラーたちが、使いかけのクレヨンや折れたチョークみたいに
いくつかの小さい箱にごろごろ詰まっている、それが、この作品に出逢ったときの第一印象でした。

今回参加させて頂く小作品集 『微熱の箱』 は、口にするだけで楽しくなる言葉ばかりで紡がれ、
それを耳にするお客さまたちと、どんな空間を共有できるのか、今からわくわくしています。

どうぞお楽しみください。






1年ぶりの 「大樹」 。座長の熱い思いに魅了され、今年もここにいます。

「月」 を感じる事は、心が裸にされそうで時には怖いけれど、
12月は真っすぐ 「月」 を見つめたいと思っています(^^)

この作品に生きる事で、私の胸の中のカスタネットがどんな音を鳴らしてくれるのか、
今からとても楽しみです!!






とても悔いています。出演を承諾しなければ良かったと… 顔合わせ後からずっと思っています。

何故か? すごく素敵な舞台になりそう! もしくは大コケするか… 素敵だなと思う。
まずはキャストが皆さん何かやってくれそうと期待大。演出効果のハープや生花も期待大大。
どんな舞台になるのか自分の芝居の心配をせずに楽しんで観ていたいです。

ましてや自分の役作りが真っ白けっけとなれば更にねぇ… あー今からどうにかならないかなぁ…







み群作品、一読して感じたのは、何とも云えぬ不思議な安らぎ… これが舞台になる。
新しいスタイルの朗読劇… 成る程、妙に納得したりして… 

くりひろげられる、ハープの演奏、花演出、月の精、そして語り手の皆さん… 山口さん、どう料理するだろう、この舞台にかける川野さんの情熱と併せて、稽古前からワクワクしてる自分が居る…って!
お前も出演者の端くれだろうが!若い人達の邪魔になるなヨッ!

爺イは独りつぶやく。







私がみ群杏子さんと初めて出会ったのは 「ポプコーンの降る街」 という作品で、片想いに始まり片想いに終わるタキという女の子(人間の姿をしているが実は猫)の役を頂いたのがきっかけでした。

み群さんのお話は、ファンタジックなんだけれどどこか誰かの日常に起こっていそうな出来事や人間関係が描かれていて、変な言い方ですがとても他人事とは思えないのです。そして、自分の大好きな人大切な人に伝えたい気持ちがみ群さんの作品には詰まっていて、たまらなくなります。すごくあったかいのです。

またみ群さんの作品に関わることができるということで、今からドキドキしています。しかもわたしは今回、み群さんの作品を言葉以外のもので表現するということで…手探りですが、新たに色々なものが見つかりそうです。

これから、宝探しへ出発です!






ハ−プ… 楽器のなかで最も古い起源を持つともいわれ、長い長い間、世界中の人たちに愛されてきました。包み込むようなその音色は、お月さまが夜空をやさしく照らすかのようです。

アイリッシュハ−プと共に心がホッと暖まる物語の世界をお楽しみ頂きたいと思います。







不思議な台本でした… 詩のような、日記のような叙情的でいて、毎日の生活の一場面のような… 

どんな舞台になるんだろう? まるで、美術館で絵画を一人で見ている気持ち。スタッフの一員でありますが、妙に私の中の他人が楽しみにしている… そんな不思議な脚本。

川野氏とは4年前の舞台から、それからいつかコラボレーションをしてみたいとは思っていましたが、今回は難しい宿題に悩みそうです。深い霧のなか、うっすらと月がでていて、その霧が晴れるのを 「晴れなくてもいいか…」 と思いながら楽しみながらいる私がいます…。