とある喫茶店。行けば必ず仲間に会える、そんな気さくな雰囲気を持ったいつもの店。

そこで偶然出会った2人。片瀬 光と森井恵利が付き合い始めて既に５年の年月が流れていた。当時は学生だった2人も、今はすっかり社会人。光は一流企業のサラリーマン、恵利はアナウンサーとして活躍する日々を送っていた。相手の事が気になりながらも、仕事に時間を奪われ、次第に距離が遠くなって行く2人。現状に疑問を感じつつも、お互いの存在や意味を確認できないまま時は過ぎて行った。そんな時、恵利にプロデューサーの石川から“ベトナム”行きの話が持ち上がる。仕事を取るか？恋愛を取るか？現実に板ばさみになってしまう恵利。思い悩む恵利に、光は気持ちをハッキリと伝える事ができない。そんな光の態度に恵利は苛立ち、心配する仲間達の説得をよそに、ひとりベトナム行きを決意する。仲間達の話から、恵利の気持ちの真相と自分の不甲斐無さを痛感した光は、自分の本当の気持ちを打ち明けようと決意する。そんな時、光にも会社から異動の話が持ち上がる。

いつもの喫茶店･･･気持ちを整理すべく、再びこの場所で会おうと約束する2人。
2人が選んだ道に、未来はどう微笑みかけるのか･･･