劇団大樹 第6回公演
ダニーと紺碧の海  於:ティアラこうとう・小ホール


舞台はニューヨーク州ブロンクス…

毎日の生活に疲れ、自分の犯した罪の意識から殻に閉じ込もろうとする女 ロバータ。
心の蟠りを暴力でしか晴らす事が出来ず、身も心もボロボロに傷ついた男 ダニー。

そんな二人が深夜のバーで偶然出会う…

野獣の様にお互いを警戒しつつも、物凄いエネルギーでぶつかり合う2人。「俺の線を越えるな!」と吠えるダニーに対し、哀願するかの様に踏み込んでいくロバータ。やがて2人は拭う事の出来ない心の痛みをさらけ出し、愛し合う事で苦しみから逃れようとする。

ロマンチックな夜…心の闇を開放し、激しくもぎこちなく、そして不器用に愛し合う2人。

「夢を見たの、私は海の真ん中にいてある音を聞いたの…」

夢見心地で一生懸命なロバータに惹かれ、ダニーは真剣にプロポーズする。無邪気に結婚の約束を交わした2人は、これまで経験した事のない安らぎの中で眠りに落ちる。しかし次の日に待っていたのは、やはり現実から逃れられず、再び殻に閉じ込もろうとするロバータの姿だった。自ら傷を広げて行くロバータにダニーは一生懸命に2人の可能性を、真心をぶつける。ダニーの真剣さに、力強い言葉に、ロバータの心は…

絶望の淵で、独りでは何も出来なかった2人が巡り合う事で何かが生まれ、明日への希望を見出して行く。都会の片隅で起こった小さな神話の様な物語。シャンリィの名作です。







 
         
 
           ダニー ・・・川野誠一

            ロバータ・・・高山佳音里
(昴)
          作  ・・・J.P シャンリィ 

        翻   訳・・・鈴木小百合

        演   出・・・山口あきら(青年座)

        照   明・・・横田幸子/次田満夫

        音   響・・・都築和音 

        舞台監督・・・田中祥介

        宣伝美術・・・宮崎敦吉/小 秋

        印   刷・・・ナール印刷

        制作協力・・・MASAMI
                森永雄二
                 山崎哲史
       
        協   力・・・伊藤貴博 佐藤国彦
                 鈴木大祐 高橋久志
                 星野徹也 南 和恵
                 阿部あき  大竹 麗
                 宮沢知美

                 浮々雲々団/少年ギ曲団

       
        協   賛・・・KAMAK ナール印刷
                メガネのサワノ
                Opt.Tri▲ngle
                キング理髪

        企画製作・・・劇団大樹/ティアラこうとう