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協賛 てあとるらぽうオーナー 長門 薫

劇団大樹第9回公演「ひめごと」協賛にあたり

劇団大樹代表の川野さんが、当劇場を訪ねて来られたのが、今年1月18日。てあとるらぽうのプロデュースプログラムに、エントリーしたいとの事でした。川野さんとは、前年の秋に当劇場で上演された「ソープオペラ」に客演として
出演されていた時からのお付き合いとなります。

一度、当劇場をお使いいただいた方に、別の形で再びお使いいただく事は、劇場としてとてもありがたい事です。

劇場開業から3年、数本のプロデュース参加、協賛を実施して参りましたが、今回ほど、申請時からきっちりと資料、文書の揃っている団体はありませんでした。既に台本も準備稿としてご用意いただき、劇団としての意識の高さが伺えました。資料映像DVDもご用意いただき、出演者、スタッフの略歴から、制作意図まで十分過ぎるくらいのご用意ができていて、すぐに審査に入る事ができました。

審査後、劇場としてバックアップする形で“協賛公演”とする結果となりました。

上演台本が仕上がり、すぐにお持ちいただき、未定出演者が決定した段階でも、その都度、劇場に足を運んでいただき、川野さんのプロデューサーとしての意識の高さがとても素晴らしいと感心しております。出演者、スタッフ、宣伝などどこをとっても、劇団としてのこだわりを感じる、そんな劇団だと思います。

協賛の方法をいろいろ当劇場関係者及びプロダクション関係者で検討して、劇団のプロデューサー以外に、劇場サイドのプロデューサーを置くことが、得策とは思えないと判断し、金銭的な印刷費用助成と上演日数の無料追加という形でお手伝いする事にさせていただきました。

幕が開くまでひと月をきり、細やかな心遣いができるプロデューサーは、出演交渉から制作、宣伝など、ほとんどを川野さんが行い、奥様が補佐をされている、さながら「劇団ひとり」なのですが、今度は、俳優としての川野誠一さんに、より大きな期待をしつつ幕が上がるのを心待ちにしております。

きっといい作品が、お客様をお迎えできると思っております。

多くの方に、劇場に足を運んでいただき、劇団大樹のお芝居を楽しんでいただけたら、川野誠一さんのこだわりを感じていただけたら、今回の協賛は大成功だと言えるのでしょう。

http://www.geocities.jp/theater_rapport/