Yokoi Kohen
横井紅炎 (よこいこうえん) 花美術/草月流華道家

地元が海に近いせいか、よく言われるのが、「月のみち」満月の月が海にかかる時、光輝く月の道が、浜から月まで長く伸びます。

死者が歩く道・・とも、死者が来る道・・とも

どちらにしても会いたい人に出会うことが出来る道・・と私は思います。台本の設定は、深い森の中の小川? でも、ホテルのサロン? 難しい課題ですが、月明かりの中、会いたい人と暖かい時をすごせるようなイメージがだせれば、私も暖かくなれるかな? と思います。


能の宝生流世宗家17世宗家/宝生九郎重英を祖父に、舞踏演出家/横井茂を父に持ち、祖母、母は草月流の華道家という環境の中で育ち、幼少より母、紅花から生け花の手ほどきを受ける。武蔵野美術大学空間デザイン科卒。卒業後、広告代理店に入り、ディスプレイ、スタジオデザインを手がける。退社後、華道家として、能、現代劇の舞台美術などにも創作の場を広げる。「世界らん展日本大賞入選」「バルセロナ記念能」「劇団昴本公演」「HNK文化センタープレゼンツ能公演」「MTV in 鎌倉宮」など。07年には、「世界のフラワーアーチスト27人」に選出される、また、観世能楽堂において、能「半蔀」立花供養の大役を務める。月刊フラワーショップにて花コラムを執筆連載。現在、都内、神奈川において花教室「アトリエ紅」を主宰。劇団大樹では「月と語りとアンサンブル〜み群杏子の世界〜」「ひめごと」「森蔭アパートメント」の花美術として、舞台空間をコーディネート。

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Ogawa Kimiyo
小川紀美代 (おがわきみよ) 音楽/バンドネオン演奏

今回「マダムグラッセの家」公演に参加させていただくこと、とてもうれしく思っています。バンドネオンの哀愁と情熱のこもった音と劇団の皆さんの息遣いがどのように絡み合うのか、いまから楽しみです。私も楽器を弾く、ということでお芝居に参加している気持ちで演奏したいと思っています。どうぞよろしくお願いします。


日大芸術学部卒。バンドネオンの音色に魅せられて、ほぼ独学で奏法を学び始める。現在、アルゼンチンタンゴに限らず、CM音楽や劇伴への参加、演劇やダンス、映像、現代美術などとのコラボレーションに積極的に取り組むほか、幅広いジャンルのミュージシャンとのライブ演奏やレコーディングに参加している。国内外でも数少ない女性奏者。2001年、単身ブエノスアイレスに渡り、フリオ・オスカル・パネ氏に師事。現地のライブハウス、ホテルなどで演奏、ラジオや新聞で紹介されるなど歓迎を受ける。2003年、アルゼンチン最大の音楽祭「コスキン・フェスティバル」に日本代表として出演。2005年、大阪市とブエノスアイレス市の友好親善使節の一員として、大統領府博物館ホールほか4ヶ所の公式コンサートに参加し、好評を博す。2007年、韓国・ソウル市主催のアートフェスティバルに現地ダンサーと出演。2008年、韓国「Asian Improvisation Art Exchange@Mullae 2008」に出演。現地ダンサー、ミュージシャンと交流を深める。2009年、アルゼンチン・サンティアゴ・デル・エステーロにて「チャカレーラフェスティバル」に出演。Juan Carlos Carabajal y Rejunteと共演、現地レコーディングにも参加する。

http://www5c.biglobe.ne.jp/~kimiyo/discography.html