宏一郎のキャラクターは、根はやさしいんだけど、朴訥でぶっきらぼう。人なつっこくしゃべるという感じではなく、ぼそぼそという感じのほうが、やはりいいと思うんです。現代のペースには合わないゆったりのんびりした性格で(それは森蔭アパートの住人みんなに言えるのですが)、川野さんにはそういうキャラクターを演じてほしいです。
この作品の上演を決めた時、作者である、み群杏子さんから頂いたメールの一文です。作者から直にイメージを伝えられることを嫌がる俳優は多いかも知れませんが、僕はとても嬉しく幸せに感じました。この言葉を真摯に受け止め、僕らしく、そして、み群世界の住人として、み群さんから認められるような
「森蔭宏一郎」 を演じたいと思います。テーマは癒しです(笑)
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