〜劇団大樹とは〜

劇団大樹(たいじゅ)は、1994年、川野誠一と杉山 龍を中心に「代々木アニメーション学院声優科」「勝田声優学院」「テアトル・エコー俳優養成所」の卒業生で結成される。「自分達のスタイルやプライドを太い幹として、色々な可能性に枝葉を広げて行こう」「都会で暮らす人達が大きな樹の下でひと休み出来るような」、そんな想いから、劇団名は“大樹”と名付けられた。1995年10月、銀座小劇場に於いて、杉山龍 作/演出による「未来に賭ける」を上演し、劇団活動をスタート。その後、「青空の見える町」「やっぱりお前か!?」「ダニーと紺碧の海」と上演を続けるが、1998年に上演した「マンハッタンの女たち」より、既に限界を迎えていた劇団員制から“プロデュース公演”へと転換。新たな方向性を模索すべく、主宰/川野誠一ひとりによる劇団運営となる。以後「一座一作」を公演スタンスとし、年一本ではあるが演劇製作を続ける。 劇作家/み群杏子とは、2005年に上演した「ポプコーンの降る街」を機に製作提携。「物語よりも世界を」というコンセプトを軸に、毎公演、草月流華道家/横井紅炎による“花美術”と、ゲストミュージシャンによる“生演奏”で、み群杏子の世界を彩るというスタイルが定着しつつある。




初めは作詞家であったが、その後、劇作家として活動を開始。1991年に「恋心のアドレス」で文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作を受賞、同作品を「俳優座」が初演。また1992年にも「ポプコーンの降る街」が同賞を連続受賞し、同作品を「しし座」が初演。その後、Kiss-FM 「Story for Two」 のレギュラー執筆を担当。言葉のニュアンスを大切にしたポエティックな作風が特徴。生の悲しみおかしみを根底に持つ独特の作品世界を展開。2002年には初の戯曲集「微熱の箱」が出版される(宝塚出版刊/星雲社)。2007年、リーディングユニット「星みずく」を設立。


劇団大樹 本公演

□旗揚げ公演 1995年10月17日〜22日 「未来に賭ける」    於/銀座小劇場
□第2回公演 1996年09月27日〜29日 「青空のみえる町」   於/アルテ・パティオ
□第3回公演 1997年03月20日    「ダニーと紺碧の海」   於/現代座ホール
□第4回公演 1997年07月25日〜27日 「やっぱりお前か!?」  於/アルテ・パティオ
□第5回公演 1998年11月27日〜29日 「マンハッタンの女たち」於/アール・ヴィゴ
□第6回公演 2000年03月23日〜24日 「ダニーと紺碧の海」  於/ティアラこうとう・小ホール
□第7回公演 2005年12月14日〜18日 「ポプコーンの降る街」 於/スタジオ・アキラ
□第8回公演 2006年12月13日〜17日 「お月さまへようこそ」 於/スタジオ・アキラ
□第9回公演 2008年12月10日〜14日 「ひめごと」      於/てあとるらぽう
□第10回公演 2009年12月09日〜13日 「森蔭アパートメント」 於/てあとるらぽう
□第11回公演 2010年11月10日〜14日 「マダムグラッセの家」 於/てあとるらぽう


小公演プロデュース

□vol.1 1999年07月24日〜25日 劇読「夢十夜」     於/スタジオくら
□vol.2 1999年12月11日〜12日 短編「赤いコート」    於/スタジオくら
□vol.3 2000年03月20日    朗読「貧の意地」     於/スタジオくら
□vol.4 2000年07月17日    短編「喜びの孤独な衝動」於/スタジオくら
□vol.5 2007年12月14日〜16日   「み群杏子の世界」 於/スタジオ・アキラ